こんばんは!剱すきまです。
実は先日オーディオストックに登録して、花火の音を自分で録音・編集したものを初投稿しました!
…でも残念ながら、再審査でNGとなり返ってきてしまいました…。今回は、その音源を再審査に提出すべく編集していきます!結果が出ていませんが、審査が通りましたら、同じ境遇のかたのなにがしかの道標になりましたら幸いです〜。がんばっていこー!
コンテンツ
再審査通知内容
オーディオストックから送られてきた再審査通知メール内容は以下のようなものです。

具体的には、「冒頭、0.8秒、1.3秒付近にノイズ」とのことです。オーディオストックの審査は厳しく、具体的に指摘してくれないので難しい!というのを聞いたことがあったのですが、これだけみると、ものすごい親切じゃんと思ってしまいました。
NG音源
ご参考に、NG音源の冒頭、指摘されている箇所を切り出しました。
たしかに、冒頭に、花火のシューッという音の左の方に2回「ポン」と手拍子のような音が混ざって聞こえます。もともと火薬の爆ぜる音なのかもしれませんが、オーディオストックは、使用者がノイズと感じる可能性のあるものは商品としてはよくないとの考えですし、ぼくも変な音が混じってるなと思いました…。気づかないもんだなー。
販売されている音源の解析
指摘されている箇所は直したのですが、そもそも花火の音なんて既にいっぱい登録されているので、それを参考にするのが通過の近道なんじゃないでしょうか。
視聴ページで、おすすめになっている花火の音をいくつか録音してアナライザに通してみました。

18000Hz付近からガクッと落ちていますが、かなり不自然なので、視聴ページ用のなんらかのエンコードによるものか、たまたまそういう音源に当たっただけのような気がします。
花火が高音でバチバチいっている音源にしては山がなだからで極端なピークがありません。耳馴染みよく、買った人が使いやすいように平均的な出音にしてあるんだなと感じます。楽曲制作の音源でもそうですが、生っぽくて存在感のある音は、作り込むには自由度が高くて良いし、リアルですごい!と思うのですが、いざ使ってみるといろんな楽器に混ぜる時に苦労するものです。
使いやすいのは、アクを消して、どこにでもはまれる平均的な音。効果音でも同じなんだなと思いました。
また、音量は、-15 〜 -6 dbを中心に極端に上げていないものと、0db近くまでリミッティングしている音に分かれています。これは、元の音が迫力のある音かどうかによるようで、ぼくの今回の音は前者基準にして良いかなと思います。
解析をもとにした編集の目標
- 10000Hz付近のパチパチが特徴なので活かす、ただ、強すぎるので和らげる。
- 平均化するけど、印象として生っぽいと感じるラインを目指す。
- 元の音源で入っていない低域は、持ち上げても音の実体ではないので、むしろカットする。
- 所々にあるピークをQ値を狭めてカットし、クリアにする
ノイズ除去
今回は、ノイズ除去ソフトとして、Zoom H6 を買ったらついてきたWaveLAB LE というソフトを使ってみます。WaveLABは、LEのほかに Pro・Elements というラインナップがあります。LEが最も安価で、こうして付録のようについてくることもあるみたいです。

WaveLABは上記のように、波形の一部分を選択してフェード入りで削除することができたのでこの点便利だなと思いました。Logicでもできますが、同じことをやろうとしたらWaveLABよりは手数が多くなったかもしれません。
今回の花火の音は、ランダムにパチパチいう音の山が混じってくる内容で、こんなかんじでざっくり削除しても編集箇所は全くと言っていいほどわかりません。
でも、例えば、「音が連続して上昇していく魔法の音」みたいなものを途中でカットすると、その箇所で音が階段上に上昇して不自然になってしまいます。そういう場合は別の編集方法が必要になりそうですね。
指摘では冒頭箇所のみでしたが、全体に確認して、ノイズと判定されそうなものはカットします。
オーディオストックの中の人も忙しいので、たまたま気づいた冒頭だけ指摘してきたのかもしれないし。
De-Clicker
izotope RX8 のDe-Clickerを使用して、高域のパチパチいっている音を和らげます。
ぼくのRX8はElementsという廉価版でセールでめちゃくちゃに安く買ったものですが、De-Clickerは付属しています。すごい。本来、静かな音の中に混じった「プチッ」としたクリック音のようなノイズを除去するものですが、これを使って、花火のパチパチいう音をの中で強すぎるものを引っ込めて、和らげます。
EQ調整
上記のアナライザをリファレンスに、ぼくが作った音にEQ Matchをかけて補正させると、以下のような、かなり極端な補正がはいります。

聞いてみても、不自然な感じがします。元がこういう音と言われたらそうかもと思うかもしれないけど、そもそもの音素材が違うので、素材に合った編集をしてあげたいです。
上記にあげた編集目標に沿って、このようなカーブにしました。

コンプ
Fabfilter C2 を使用しました。
コンプをかける理由は、音量が小さいと指摘された音源もあったからです。(審査内容メールは割愛します。小さいというだけだったので。)
でも、ただ音量を上げてしまうと、音量の大きいパチっという音ばかり持ち上がって、耳が痛い感じです。そこで、コンプで飛び出た山は抑えつつ、音量を稼ぎます。
先に挙げた、販売されている音源の-15 〜 -6 dbを参考に上げていきます。
修正できた〜〜〜!
修正した音源のうち、NG音源で挙げた部分を切り出したものが以下です。
はい。わかるかな…。めちゃくちゃわかりにくい題材でいっぱいしゃべってしまった。
というわけで、オーディオストックからの再審査対応修正をしてみました。
何か参考になりましたら。それでは〜。